仕事ができない部下を持つとすごく疲れますよね〜
毎日、毎日同じことを注意したり。
一つできると、一つできなくなったり。
しかし、それがチャンスかもしれません!!
まずは悩みについて考えました。
何度教えても理解できない部下を育成をしてきたサラリーマンが、実際に使った手法をお伝えします。
一般常識でも仕事として認識させて教える
①一般常識を教える理由
一般常識(社会的ルール)は学校では教えてくれません。実際に肌で感じ、自分で学ぶのが現在の状況です。
例えば、「報・連・相」は大切です。誰でも知ってはいます。しかしなぜ大切なのか。どう仕事に使っていくのか教えてくれません。
自分でなぜ必要なのか調べて、体験して学ぶことが大切です。
仕事のなかで体験して学んでいるのでは、時間がかかります。ですから一般常識の知らない部下には、一般常識を論理建てて教えることが一番です。
②一般常識の教え方
1、筋道がはっきりしていること
2、筋道に妥当性があること
この2つをしっかり抑えて話すことで、相手が理解しやすくなります。
例として「報・連・相」はなぜ大切なのかを教える時
1,筋道がはっきりしていること
報連相がなぜ大切かというと、報告することで上司が仕事の進捗具合が把握できる。
連絡することで同じ仕事をしている人に作業状況の共有をすることができる。
相談することで、上司がどんなことで困っているのか把握できる。また周囲に参考意見を求めることができる。
2,筋道に妥当性があること
仕事はチームで動いているということ。
協調性がとても大切。報連相を素に仕事が進んでいく。
流れはこんな感じです。
次はもっと具体的に説明していきます。
③なぜその方法が良いのか論理的に教える
教え方のコツとしては、相手にどう覚えてもらえるかを考えます。
人は、物事を紐付けして覚えることを得意とします。
例えば、報連相はなぜ必要なのかという事を教えていきましょう。
報連相は何故するのかを考えた時
指示したことと違う作業をするには理由がある
①まずは原因の追求
なぜ指示したことと違う作業をしたのかその原因を一緒に追求してあげてください。
原因は指示した側と指示を受けた側に問題があります。この原因の追求が必ず次に繋がります。
よくある原因
・指示が曖昧
・指示が理解できていない
・仕事の優先順位がわからない
以上の理由なども出てくるはずです。
この原因から指示の仕方と指示の受けさせ方に工夫をしてみてください。
また部下に指示を与えるだけではなく指示の内容を理解させ、理解できたかを確認することが大切です。
②「5W3H」を使って指示を出す
5W3Hについて
When いつ(時期はいつなのか、いつまでに行うのか)
Where どこで(場所は、どこで使われるのか、具体的な利用場所)
Who 誰に(対象は誰なのか)
What なにを(課題と目的はなにか)
Why 動機(その仕事の根幹はなにか)
How 手段(実現するための手段と方法)
How Many 規模(どれくらいの規模)
How Much いくら(価格、予算)
指示の出し方
①上司は5W3Hを基本に指示を与えます。
②部下には上司からの指示をメモさせます。
③部下はメモを素に上司からの指示を「5W3H」に当てはめ、まとめます。
④まとめていると、必ず聞き漏れやわからない事が明確になります。
聞きもれや、わからないことはすぐ聞くすようにさせます。
⑤メモががまとまれば、次は優先度です
優先度1 重要性が高く、緊急性も高い
優先度2 重要性は低いが、緊急性は高い
優先度3 重要性は高いが、緊急性は低い
優先度4 重要性は低く、緊急性も低い
上記順に仕事に優先順位をつけさせます。
この指示から始まり、内容を理解させ、仕事の順番を考えて行く5つの工程をさせることにより
指示したことを違う作業をすることはなくなるはずです
何回も同じミスをする
原因①:同じことで何度もミスし、怒られ萎縮してしまい結果同じことをミスする
原因②:わからないことがあるのに、上司や周りに相談できない状態になっている
原因③:焦って仕事をしている
以上の原因が考えらられます
解決方法
①コミュニケーションが取りづらい雰囲気になってないませんか
②部下が相談しやすい同僚が周りにいますか
ミスするには、原因がありその原因を見過ごしている可能性があります。
もともと何をやらせてもできない部下はいます。私も5年程できない部下とやってきましたが、できない理由もありました。
何度も何度も進捗を聞いて、常になんの仕事をしているか把握して、ミスが無いように常に監視している状態でした。
わからなければ、立ち止まり聞くことを徹底させました。こちら側もどんなに忙しくても、絶対話しを聞くスタンスをとっていました。
結果、できないなりに仕事を覚えて仕事を任せられるようになりました。
部下がミスしそうになった時、わからなくなった時。
一旦立ち止まって、誰かに相談できるようになれば、ミス自体の確率が格段に減ってきます。
できない部下を持つことは自分のチャンス
なぜチャンスなのか。理由は2つあります。
理由①:できない部下を持つと、指導力を上げる事ができます
理由②:部下が仕事ができるようになれば、仕事の質があがり結果自分の評価に繋がります
育成に失敗することもありますが、成功すると大きな成果になります
まとめ
できない部下を持つことは、大変な労力を使います。ですが、できないからと最初から諦めるの早いです。
今回紹介した、部下の育成方法を実践してみてください。自分のステップアップにもつながるはずです
また、少しでも仕事ができる部下にすることで、今の仕事もはかどり会社全体のプラスになります。